間接照明に適したLEDテープライトの特徴や種類について詳しく解説

テープ状に加工されたLEDテープライトは、様々な場所に手軽に設置できるため、間接照明にぴったりなアイテムです。LEDテープライトには単色タイプやフルカラータイプなど、様々な種類があります。

部屋の雰囲気に大きな影響を与えるインテリア要素の一つが、照明です。雰囲気のある間接照明は、室内のムードを一層魅力的に変化させることができます。設置方法に柔軟性がありカラフルな光を演出できるLEDテープライトは、間接照明にぴったりなアイテムです。近年注目を集めている、LEDテープライトの種類や特徴について詳しく見ていきましょう。

LEDテープライトの特徴と用途

LEDテープライト

"LEDテープライトは、薄いテープ状に加工された照明器具であり、LEDリボンライトとも呼ばれています。テープ状の基盤にLEDチップを並べた形状となっており、柔軟性が高く様々な用途に活用することが可能です。

両面テープで設置することができるため、特別な工事を必要としないという特徴も持っています。平面だけでなく曲面にも貼り付けることができますので、室内の様々な場所に間接照明として取り入れることが可能です。

薄いテープ状となっているため、階段の手すりの裏側や、天井などに設置することもできるでしょう。使い方次第で、オリジナリティのある間接照明を作り出すことができます。

非常に使い勝手の良いインテリア照明器具ですが、一般的な家庭用コンセントでそのまま使用することはできません。LEDテープライトの電圧に合わせてACアダプターで変換を行う必要があるからです。動作電圧はLEDテープライトの種類により異なるため、事前によく確認することが大切だと言えるでしょう。"

様々な種類があるLEDテープライト

"LEDテープライトには様々なタイプがあり、種類によって構造や配線の数などが異なっています。用途に合わせた種類を選び、仕様を確認した上で電源やLEDコントローラーなどを用意することが大切です。

最もシンプルな製品は、白や緑、赤など一色のみを発色する単色LEDテープライトでしょう。プラスとマイナスの2本の配線となっており、テープ上に記されている目印に合わせて、自由にカットして使うことが可能です。

単色LEDテープライトはLEDコントローラー無しで使用することができますが、製品によってはリモコン機能や調光機能があるLEDコントローラーが付属している場合もあります。ACアダプターに繋ぐだけで点灯するシンプルな仕組みとなっていますので、スマートプラグを使用すれば音声操作なども可能です。

色を変化させることはできませんが、調光スイッチを使えば明るさを調整することができます。シンプルで使いやすい単色LEDテープライトは、室内インテリアやお店のショーウィンドウなど、様々な場で活用されているのです。"

調色対応LEDテープライトの特徴

LEDテープライト

"はっきりとした明るさが特徴の昼光色、そしてあたたかみのあるオレンジ色の電球色など、照明の色には様々な種類があります。仕事場など手元をくっきりと見たい場所には昼光色、リビングなどリラックスしたい場所には電球色といった形で使い分けている方が多いのではないでしょうか。

調色対応LEDテープライトは、昼光色と昼白色、そして電球色を調色できるのが特徴です。単色LEDテープライトとは違い、昼光色と電球色の2種類のLEDチップが使われています。それぞれのLEDチップの点灯をコントロールすることで、理想にあう色の光を演出することが可能です。

2種類のチップをコントロールして使う形となるため、LEDコントローラーが必須となります。電源の切り替えや色温度の調整は、リモコンから行う形です。単色タイプとは異なり、配線が3本となりますので、延長をする際には半田付けなどの作業が必要となります。

時間帯によって照明の色を変えたい部屋などに、適した照明器具だと言えるでしょう。"

自由に調色ができるフルカラータイプ

"赤と緑、そして青色という三色のLEDチップを使った、フルカラータイプのRGBLEDテープライトもあります。三原色の光を調整して発光させることで、様々なカラーを表現することが可能です。

多彩なカラーバリエーションが特徴であり、カラーリモコンやスマートフォンアプリを使用して好みの色や光の効果を調整できます。インテリアのアクセントとして、またイベントやパーティー等の照明などに適したアイテムです。

様々なカラーに発色できるのが魅力ですが、白色の表現にはあまり適してない、という一面もあります。昼光色や電球色といった一般的な色を使いたい場合は、単色LEDテープライトか、調色対応LEDテープライトを選んだほうが良いでしょう。

また一般的なRGBLEDテープライトは、テープ全体が同じカラーで発光する形となります。徐々に色を変化させていきグラデーションを演出するといったことはできません。そうした演出をする場合は、アドレス指定可能LEDテープライトを選ぶ必要があります。"

SMDとCOBにはどんな違いがあるか

"LEDテープライトにはCOB(Chip-on-Board)タイプとSMD(SurfaceMountDevice)タイプの2種類があり、それぞれLEDチップの配置方法や特性に違いがあります。COBは、複数のLEDが直接テープ状の基盤に設置されているものです。ごく小さなチップが密集して配置されているため、高い光出力を持っています。また、COBのテープライトは光の放射範囲が広いという性質を持っているため、綺麗に面発光して見えるのが特徴です。

SMDは、テープ状の基盤にLEDチップを半田付けする形で作られています。全体的に発光した形となるCOBタイプとは違い、チップ部分だけが点々と光っているように見えるのが特徴です。SMDタイプは個々のLEDが独立していますので、複雑なパターンの照明効果に対応することができます。

一般的に、COBの方がSMDよりやや価格が高めな傾向です。設置されているLEDチップの数が多いため、消費する電力も大きくなるのです。"

信頼性をチェックできるPSEマーク

LEDテープライト

"LEDテープライトを選ぶ際にチェックしておきたいポイントの一つが、PSEマークです。PSEマークは、日本の電気製品安全法に基づいて、製品が基準を満たしていることを示します。LEDテープライトのACアダプターはPSE該当品ですので、マークの有無をしっかりと確認した上で購入したほうが良いでしょう。

LEDテープライトの調光やコントロールには、リモコン等を使用することになります。その際にチェックしておきたいのは、機器に技適マークが表示されているかどうかという点です。技適マークは、無線通信機能を持つ製品が日本国内で合法的に販売や使用されるために必要な認証マークであり、スマートフォンや無線LAN機器など様々な製品に表示されています。

技適マークは製品のパッケージや取扱説明書、基板上の無線チップなどに表示されていますので、しっかりとチェックしておきましょう。PSEマークや技適マークを確認し、信頼性の高いLEDテープライトを選ぶことが大切です。"

柔軟性に優れ、様々な光を演出できるLEDテープライトは、間接照明を楽しみたい人に最適な一品です。工事不要で簡単に設置できるのも、魅力的なポイントです。LEDテープライトを間接照明に活用するなら、それぞれの種類と特徴を把握し、用途にあった製品を選ぶことが大切だと言えるでしょう。製品の特徴や品質をチェックし、LEDテープライトを活用してみてはいかがでしょうか。